入社の動機
企業見学で深く知り、自分の興味を刺激されました。
大学へ進学するときから地元就職をしようと決めていたので、鳥取県内に絞って就職活動を行いました。食品衛生を専攻していたことから、参加した合同企業説明会では食品関係の企業を中心に回ったんですが、何気なくフリースペースに並べられた会社案内のパンフレットを眺めていたら、三洋製紙のバイオマス発電事業が目に留まったんです。大学の授業で学んだこともあり、民間企業で行われているバイオマス発電ってどんなものなんだろうと、興味が湧いてきました。
すぐにブースへ行きましたが、製紙業界の話を少し聞いたところで説明会が終了。すると採用担当の方が「すぐ近くだから見に来られますか?」と言ってくださり、突然にもかかわらず工場見学をさせていただくことに。紙を製造している現場やボイラーを見ながら、その部署の担当者さんから直接詳細な説明を伺った経験は大きく、「面白そう!」と思えたことが入社の決め手となりました。
仕事への思い
現場と連携し、高品質な製品づくりに力を注いでいます。
私が所属する製造部抄紙課は、紙の生産体制における課題や解決策を見つけ出し、効率的かつ高品質の製品ができるよう製造工程の管理を行う部署です。現場で抄紙機を操るオペレーターと常に連絡を取り合い、機械が正常に作動しているかどうかデータを注視しながら、紙の取り幅・厚さ・重さはもちろん、生産スピード、1日当たりの生産トン数などについて確認・調整をしています。また、定期的に交換が必要な機械部品や製造に使用する薬品の在庫確認・発注も大切な仕事です。
工業大学出身ですが、機械のことは専門外で全く分かりません。入社当初、上司や先輩の皆さんが理解しやすいようかみ砕いて教えてくださったので、本当にありがたかったです。自分でもこまめに工場へ足を運び、オペレーターの方とコミュニケーションをとるよう心がけました。製造の現場ならではのお話は勉強になりましたし、業務をスムーズに進めるのにも役立ちました。
今後の目標
専門的な知識を身に付け、高い意識で仕事に臨みたいです。
床上操作式クレーン、フォークリフト、玉掛けなど、業務に必要な基本的な資格は、入社後に取得しました。受講料・受検料、テキスト代などは会社からのサポートがありますので安心です。現在の業務に必要な機械の取扱管理に関する資格取得も、徐々に進めていければと思っています。仕事には慣れてきましたが、製造機械の修理等について専門的な話になるとまだまだ分からないこともあるので、もっと知識を増やしていくことが目下の目標です。
今、世界では、「地球温暖化」「プラスチックごみ」のことなどが深刻な問題となっています。古紙の再利用、再生可能エネルギーの活用といった三洋製紙の取り組みは、現代社会において必要不可欠なもの。さらには、プラスチック製品を紙製品へ置き換えていくといった世の中の動きもあります。自分の仕事に興味深さややりがいを感じており、これからも高い意識で取り組んでいきたいと思っています。