三洋製紙株式会社

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バイオマス発電事業

森林資源を活かした
バイオマス発電

使用する燃料は間伐材や林地残材、製材端材を中心とした国産材が大半を占めます。さらに輸入材のPKS(パーム椰子殻)も有効利用しています。これらのバイオマス燃料を直接燃焼して蒸気タービンを回転させ発電しています。

バイオマス発電とは

バイオマス発電は、生物由来の燃料を燃やして高温高圧な蒸気をつくり、その蒸気でタービンを回して発電機を動かす発電で、その仕組みは化石燃料を使う火力発電のプロセスと大きな違いはありません。それゆえバイオマス発電は安定したベースロード電源として電気を供給することができます。バイオマス燃料は燃焼時に二酸化炭素を排出しますが、化石燃料と違い、その成長過程で二酸化炭素を固定・吸収するのでカーボンニュートラルなものとされています。

三洋製紙が取り組むバイオマス発電

三洋製紙では燃料に木質チップを利用することで森林資源の長期安定的な需要家として森林資源の利活用の担い手となり、森林や水源の保護といった環境保護に寄与するとともに地域経済の活性化に貢献します。

パートナーシップ・地域との関係

パートナー企業インタビュー

バイオマス発電の燃料となる木材チップのサプライチェーン企業の皆様にお話を伺いました

素材生産
鳥取県東部森林組合
チップ生産
山陰丸和林業株式会社
チップ生産
吾妻商事有限会社

バイオマス発電と地域の関係

バイオマス発電事業には地域の多くの企業が関わり、雇用創出をはじめ地域貢献の良い循環となっています。

雇用創出効果

鳥取県内の雇用誘発者数(試算)57人

*鳥取県産業連関表(2017年生産者価格による評価)

主要設備

発電設備概要

発電設備概要

発電設備フローシート

発電設備フローシート
設備容量 16.7MW
想定年間発電量(kWh) 12,000万kWh / 年(一般家庭3.5万世帯の消費電力に相当)
運転開始 2017年1月
発電燃料 未利用材、製材残材、パーム椰子殻、リサイクル材等

農産物の収穫に伴って生じる燃料の持続可能性を確保する取り組み

資源エネルギー庁の事業計画策定策定ガイドライン(2020年4月改定)に基づき、パーム椰子殻(PKS)の持続可能性の確保に関して以下の自主的取組をしております。

  • PKS発生地点(搾油工場)以降の流通経路において持続可能性(合法性)の確保につき適切な配慮がなされているかの把握に努め、パーム油認証制度に基づく第三者認証取得済み工場(認証工場)からの調達を推奨する。
  • 長期の安定調達のため、PKS輸入商社に加え、現地サプライヤーと弊社発電所への供給に関して安定取引協定を締結しております。